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麗澤瑞浪中学・高等学校

 

 

「世界で活躍できる日本人を輩出する進学校」を目指して

 

保護者の皆様、卒業生の皆様方には、いつも温かいご支援をいただき誠にありがとうございます。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

本校が新しく掲げたビジョンはタイトルの通りです。しかし、このビジョンは決して新しいものではありません。なぜなら、創立者が道徳科学専攻塾を立ち上げたときから、世界を舞台に活躍できる人材を輩出することを目指していたからです。さらに、本校の初代校長の廣池千英も、生徒たちに対して「国際的日本人になれ」と常々言ってこられました。ただの国際人ではなく、日本の歴史、価値観、道徳観を知り、それらを胸張って海外に発信できる人材を育てるということです。

現代社会は、先人たちが予想したとおりに、着実にグローバル化しました。そしてグローバル化は、ますます加速していると感じています。このような時代において、学校教育が果たすべき役割は何か。グローバル化に対応するために、単に語学力を高め、世界と戦えるさまざまな能力を身につけるだけでは、日本出身の優秀な人材が世界で活躍したとしても、やがて日本人はいなくなり、日本自体がなくなってしまいます。本校は、日本人としてのアイデンティティをしっかりと持ち、世界で活躍できる能力を持った日本人を輩出する必要性を強く感じています。世界に誇るすばらしい歴史と文化を持っている日本。日本人としての誇りを持った、つまり日本人としての自己肯定感が高い人材を育て、国家、社会の発展と人類の安心、平和、幸福の実現に寄与することを目指しているのです。

  学園創立者や初代校長が目指した未来に想いを馳せ、私学の生命である教育理念を見つめ直し、新ビジョンを掲げました。本学園が創立100周年を迎える2035年に向け、さらには本校の新たな60年に向け、今後も新しいチャレンジを続けていきたいと思います。

麗澤瑞浪中学・高等学校
校長 藤田知則