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麗澤大学

 

 これから私たちが迎えようとしている時代は、今までの常識が通用しないような社会の激変に見舞われることになりそうです。地球の環境問題、エネルギー問題、少子化、労働力の減少などの難問が山積しているというだけでなく、私たち個人のライフスタイルそのものが、人生100年と言われるような超高齢社会へとシフトしていくからです。

当然、私たちの働き方も変化し、大学を卒業して就職し、定年になったら年金生活というような発想では、日本社会の持続可能性を追求することがますます困難になりつつあります。さらにAIIoTの急速な発達が触媒となってその変化を加速させ、否が応でも私たちは、新しい時代のニーズに対応すべく、自分自身の能力と品性を人生の最後の段階まで磨き続けるような努力を要求されることでしょう。そのためにグローカルなレベルでの教育の役割が今後ますます重要となり、最高学府である大学は、より一層の学問的、教育的、社会的貢献が求められることになるでしょう。
 麗澤大学は、まずハードの面では、教育研究拠点として運営を行うために、「森と共生するキャンパス」をコンセプトにした校舎「あすなろ」、本学のCOCCenter of Community)の活動拠点ともいえる「はなみずき」、留学生と共生する学生寮「グローバル・ドミトリー」など、魅力的なインフラ整備を行ってまいりました。それに加え、平成29年には、研究室棟とアクティブラーニング教室が一体となった「アクティブ・ラーニング・サポート・コモンズ」(ALSC)やネイティブの教員といつでもコミュニケーションが楽しめる「英語コミュニケーションセンター」(CEC)といった、学生の自主的な学びをサポートする施設が新たに設置され、本学のグローバル教育の実質化に大きく貢献しています。その成果の一つとして、 イギリスの高等教育情報誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」(THE)を運営するTES Global社の世界大学ランキング日本版で、 本学が国際性分野にて全国12位の評価となったことが挙げられるでしょう。

本学のブランドである道徳と倫理に関する教育と研究の国際的通用性では、「道徳科学教育センター」(CMSE)が中心となり、米国のボストン大学、ミズーリ大学、ベトナム国家大学ホーチミン市人文社会科学大学、英国バーミンガム大学などの海外の高等教育機関とMOUを締結し、道徳と倫理に関する研究書・テキストの出版、海外での学会発表・講演会・シンポジュウムなど、様々な国際的コラボレーションを積極的に展開してきました。
 さらに平成30年度から小学校で、平成31年度から中学校で道徳の教科化がスタートするのを受け、平成304月に大学院に学校教育研究科道徳教育専攻を設置いたしました。本大学院は、我が国において道徳教育に特化した専攻を単体でもつ、初めての大学院となり、道徳教育の理論と実践の融合を通して、教科化される「道徳科」に精通した教員や専門教育者の養成に取り組むとともに、教育学における新領域「道徳教育学」の開拓に向けた研究と教育を展開してまいります。

 こうした本学独自の活動は、皆さまから頂戴した貴重なご寄付によるところが大きく、今後も建学の精神に基づく有為な人材養成のためには、奨学金など経済的支援が必要ですし、さらなるキャンパス整備と新たな教育課程編成のための資金も必要となります。2035年の学園創立100周年に向けて、麗澤大学は「知徳一体」の精神にもとづく教育研究拠点の実現に向け、「日々に孜々、日に新たなり」の精神で邁進いたします。どうか、本学の教育・研究活動に、より一層のご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

                                                   麗澤大学学長
                                                 中山 理